火曜日の今日は定休日、衣替えをしました。部屋の片づけもしました。
そしたら、こんなものが!!

スリランカ滞在当時の在留許可証(ビザ)です。
ボロボロです。

この滞在許可証は、スリランカに長期滞在する外国人のために発行されるもので、国内で身分証明書(ID)として使用していました。
当時は、内戦中だったので、地方から都市に入るところ、空港、行政の建物に入るとき・・・それから、チェックポイントと呼ばれるところを通過するときなどに、提示を求められました。

ですから、いつも携帯する必要があったので、確かお財布に入れていました。

私のスリランカ滞在は、合計で11年ほど、最初は1993年から1996年、少し間があいて1997年から2000年、そして2001年から2006年までです。
このIDを発行してもらったのは1997年です。

1年間有効なので、毎年、入国管理局に出向いて再発行の手続きが必要でしたが・・・
まあ、それが非常に非効率で、事前に作成した数種類の書類を提出して、必要な費用を支払って、この用紙にスタンプを押してもらうだけのに、1日もしくは、1日以上かかりました💦

なぜか、入管事務所の所長さんのインタビューがあって、「自宅の電話を早くつけてほしい・・・(当時は電話会社に勤務していたので)」とか
「息子を日本に連れて行ってくれないか?(スリランカ人エンジニアを日本に派遣していたので)」なんて聞かれたりして、
あ~~と思いながらも、はっきり『NO!』と言って、滞在許可を出してもらえなくなるもの困るな~~~なんて思い、あいまいな返事をして、ごまかしていました(笑)

私のボロボロになった在留許可証を見て、入管の職員が、『あれま~~ボロボロだね~~』と笑うので、新しいものに変えてほしいと何度もお願いをしたのですが、結局1度も私のささやかな要望を聞き入れてはもらえませんでした。

そのうち、チェックポイントでこの用紙を出すたびに、あまりにボロボロなので、警官や軍人が、『あ~あ、もういいよ・・・』と手にとってもくれなくなりました。

私はこれが面白くなって、確認を求められると、
わざわざため息をついて、『あ~あの用紙ね…』ともったいぶるように許可証を取り出したりして、笑いを買っていました(笑)

1997年に発行してもらって、最後の発行が2005年(2006年までの滞在許可)でした。

(有効期限が”16.11.006”となっていますね。2006年を”006”って書くの
初めて見ました!?!)

ボロボロになったこの在留許可証を見ると、スリランカで遭遇したいろんなことを思い出します・・・なんてちょっと黄昏てしまい、あらあら、片付けが中途半端・・・。

また、そのうち、思い出したことをブログに書いていきたいと思います。

いろんな国に滞在しましたが、やっぱり最初に長期題材をした国スリランカでのことは私の生き方に大きく影響しました。もう8年ほど行っていないので、また訪問したいです。