第1話:えっ、これがアルパカ?

前回も書いたのですが、アガピトと私は共通に理解できる言葉がなかったので、連絡はメールのみ。時々どうしても口頭で伝えたいことがあって電話をしても、私はスペイン語がわからない、彼は英語がわからない・・・ので
私:Hello
アガピト:Hola
私:・・・・
アガピト:・・・
となってしまい、すぐに「ガチャン」
メールは英語で書くのですが、そのメールをアガピトは、彼の娘のマリアに送り、マリアが内容をスペイン語に訳し、アガピトに伝え、その答えをアガピトがスペイン語でマリアに伝え、マリアが英語に訳してアガピトにメールで送り、それをアガピトが私にメールをするという、とてもとてもまどろっこしいやり取りをしていました。
1度のコミュニケーションに2,3週間かかってしまうような状態でした。
それでもやっとお願いした商品サンプルがとどいたのですが・・・
私が待ち焦がれていたものとは、まったく違ったものでした!
なんだか魚を捕るための網のようで、ゴワゴワしていて・・・これは一体どうして!?!

 

これが最初のころの試作品・・・商品化への道のりは険しい・・・

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