留学について その2 学ぶ環境

こんにちは、Teebom店長のイマイナホコです。

前のブログでは、「留学について その1 何を学ぶ?」と題して
学生からの質問に私なりに答えさせていただいたことを書かせていただきました。

今回のブログでは、「学ぶ環境」について書こうと思います。
ここでは、私が留学をしたオーストラリアの例をご紹介します。

私は社会人枠でシドニー大学大学院に入学しました。
入学に必要だったのは、大学の卒業証明書と推薦状2通、
それに英語の試験結果(IELTSという外国人の留学生が英語で授業を受けるための
必要な英語のレベルを確認するための試験)のみでした。

えっ、これだけ??と思えるほど簡単に入学できてしまいました。

でも、大変だったのはそこから先・・・・
日本の大学とは異なり、1学期(前後期制)で履修できる教科は4つのみ。
たった4教科なのに、めちゃめちゃ大変でした。何が大変だったかというと
課題が多く、とにかくたくさん読んで、たくさん書かなくてはいけないことでした。

それは、大学も同じようです。
先日、留学先のオーストラリアから一時帰国してお店に来てくれたY君の話でも

『課題が多くて時間がかかる。オージーの学生が2,3日で仕上げてしまうレポートを
アジア圏の学生は2、3週間もかかっている…』とのこと。

レポートを作成する課題がたくさんでるのですが、レポートを書くには、たくさんの論文を
読まなくてはいけません。その分野の専門家が書いた論文を読んで、自分の考えの裏付けを
探すんです。

ある教科では教授が
「A41枚の文章の中に少なくとも5つ以上の引用がないとね。
5つの引用を見つけるためには、少なくとも15以上の論文を読まないとね」

日本では、学生が読む論文の数が圧倒的に少ないです。
加えて、自分の考えを、その根拠を明確にして、まとめあげるという論文の書き方を
学ぶ機会が乏しいため、卒論を書く段階で皆苦労しますよね。

加えて、自分が書いたレポートを発表するという経験も少ないですよね。

これらの点が、留学先で最初に日本の学生が苦しむところなのかと思います。

もちろん留学先の大学でエッセイ(論文)の書き方をしっかり指導してくれますし、
慣れれば問題なくできるのですが、最初はとにかく四苦八苦です。

オーストラリアで生まれて育っている姪は、現在高校1年ですが、
彼らのテストはその大半ば空欄を埋めるとか、選択するという形式ではなく、
しっかり文章(エッセイ)を書くという内容の試験や課題を多くやっていますね。

なので、オージーの学生にとっては慣れていることでも、日本の学生にとっては
経験したことがとても少ないので、悩んでしまうことも多いですね。

ここでは、日本の教育が劣っているとか誤っているということを指摘しているわけではなく、

学び方、またその環境が異なっているということです。それに慣れないとなかなか留学を
楽しむことができません。

*つい先日も「大学入学共通テスト」で記述式の試験の導入が見送られましたよね。
教える側も教わる側も経験が乏しいので、大切とはわかっていても、いざ・・となると
難しいんでしょうね・・・

Y君も、
『とにかくいろいろ読んでいますよ。毎日、2~3の論文は読むようにしています。
スピードも必要ですからね!』と、エッセイライティングの方法を習得したようです!

私も最初はエッセイライティング(レポート)がとても苦手でしたが、
対処の仕方を理解してからは、論文を読むのも、探すのも、そして書くのも楽しくなりました。
自分が学びたいと選択した教科や分野について専門家が書いた論文(エッセイ)は
とても興味深く、どんどん掘り下げていきたくなりました。

(アパートに遊びに来た姪のKico。私のデスクでちょっと勉強???)

最後にもう1点、とにかくみなよく学びます。
大学の図書館やコンピュータルームはいつも満員御礼。
ローカルの学生も留学生もみな真剣そのもの!!
じゃないと・・・卒業できないんです。
よく聞きますが、海外の大学は入るのはさほど難しくないけど、
出るのが・・・いや、ほんと大変でした💦