こんにちは、Teebomのイマイナホコです。少し前に、海外生活経験、住についてこのブログで書きました。今回のブログでは、「食」について書いてみようと思います。

私は、スリランカ、ミャンマー、サモアとオーストラリアに長期滞在の経験があります。インドやタイには、やや短めの数か月滞在していました。旅行や出張などで行った国は、たぶん30か国くらいかな・・・そもそも食いしん坊なので、その土地土地でいろんな人と出会い、いろんな食べ物とも出会い、楽しみました。

海外経験の中でも最も長く滞在したスリランカには都合11年滞在していました。最初の2年は青年海外協力隊(現在のJICA海外協力隊)で、スリランカの田舎でホームステイをしました。食事はすべてカレー、最初は辛すぎて泣いていましたね(笑)ホームステイ先のお母さんが、私があんまり辛いからいと言って、食事ができないので、削ったココナッツをご飯にかけてくれました。ココナッツミルクを絞るために削るのですが、甘いので辛さを中和するのはとても適していました。子供からは「赤ちゃんみたいだね・・・」とよく笑われました。

ココナッツをこのマシンで削ります。一家に1台は必ずある道具です。

というのも、スリランカでは小さな幼児もある程度の辛い物を食べるんです。少しずつチリを食事に混ぜて、辛さに慣れさせるんですね。私は辛い物が当初は苦手だったのですが、カレー以外食べるものがないので、毎食いただいているうちに、だんだん食べられるようになり、半年もすれば、すっかりカレーの虜になっていました。

スリランカのカレーに欠かせないトマト、グリーンチリとライム!その隣はジンジャー

最近では、スリランカのカレーがブームのようで、私のお店の近所には、なんとスリランカカレーのお店が4店舗もあるんですよ!うれしい限りです。

家の近くのスリランカレストランでいつもいただくカレー!写真左上フィッシュロール、左中でデビルポテト、左下ダールカレーとサフランライス、写真右上ソーヤミートカレー、フィッシュカレー、ココナッツライスとアムミリス

スリランカのカレーは、日本のカレーとは違って、ルーは使用しません。数種類のスパイスをブレンドした「トゥナパハ」。これはインドのガラムマサラのような感じ。そのトゥナパハをベースに、素材に合わせたスパイスをプラスしたりして、バラエティー豊富なカレーができます。

スリランカ式ポット(テラコッタ)これで作るカレーが美味しいんです

お昼の食事が1日のメインで、4~5種類のカレーに、漬物や和え物や揚げ物が付いたりします。なんでカレーが4種類も5種類もあるかというと、スリランカでは、ひよこ豆のカレー、レンズ豆のカレー、ジャガイモのカレー、インゲンのカレー、大根のカレー、レンコンのカレー、エビのカレー、カツオのカレー、チキンのカレー、煮干しのカレー、干し鱈のカレー、卵のカレーなどなど、様々なカレーがあるんです。

レッドチリ!山盛りです

例えば、ある日のお昼。レンズ豆のカレー、ニンジンのカレー、大根のカレー、煮干しのカレー、ツボ草のココナッツ和え、パパダン(大豆粉で作った薄いおせんべいのような揚げ物)といった感じ。プレートにまずは、インディカ米のごはんを盛り、そのあと、カレーや和え物などを好きな分ごはんに盛り、それを、右手を使って、よ~~~く混ぜます。すべて混ぜていただくんです。

もう、止められない止まらないおいしさなんです。シーフードやお肉のカレーは辛さが強いです。野菜や豆のカレーはマイルドな味わいが多いです。最初は「別々に作ったものを、なぜ混ぜるんだろう・・・」と思っていたのですが、実際、混ぜた方が断然おいしいんです。

ココナッツ売り、数字は値段

私はつくづく、派遣国がスリランカでよかったな~こんなおいしい食事をいただけるんだから・・・と思たものです。

もちろん、インド、ミャンマー、タイなどの食事もおいしかったです。でも一番印象に残っていて、今でも『スリランカカレーなら毎日でもOk』と思っています。

スリランカの伝統的な台所。ココナッツの殻を燃料にしています

実は、オーストラリアに滞在していた時も、週末になるとスリランカ人街に出向いては、本場スリランカカレーをいただいていました。

残念なことに、私は料理があんまり・・・で、食べる方専門なので、11年も住んでいたのに、スリランカカレーを作ることができないんです😿 

オーストラリアでは、世界のいろんな料理を楽しみました。さすが移民の国!スリランカ人街だけでなく、いろんな国の人たちが作るコミュニティがあちこちにあり、そこに行くと本場の食事をいただくことができます。私が住んでいたサバーブ(日本でいう「区」のような感じ)はギリシャ人が多かったです。アパートの大家さんもグリーク出身で、よく大家さんの奥さんが、めちゃめちゃ甘くて大きなケーキを作ってくれました。多分1ホール1キロくらいあるケーキ。それを『私が作ったら、食べなさい!おいしいから!』とくれるんです。

私の妹はオーストラリアに永住しているのですが、私がシドニーにいた当時、彼女たちは、イタリア人街に住んでいたので、よくおいしいイタリアンスイーツをいただきました。ティラミスやジェラートだけでなく、スフォリアテッラやカンノーリなどおいしいスイーツがたくさんありました。

レバノン料理、ベトナム料理、ポルトガル料理などはこのんでよく食べていましたね。残念ながら、オージー名物のミートパイはどうも・・・あんまりでした😿

食については、まだまだ書きたいことが山ほどあるので、サモアとミャンマー編は、改めて書かせてくださいね。

皆さんはどこの料理が好きですか?今年はコロナによる行動制限がなくなって、海外旅行にも行けるようになりましたね。この国のこんな料理が印象に残っている!!なんて情報がありましたら、ぜひ教えてください~!