こんにちは、フェアトレードショップTeebomのイマイナホコです。
この前の火曜日(5月27日)に、静岡県富士市の県立吉原高校に出前授業に行ってきました。
国際科の1,2年生を対象に「開発途上国の課題とフェアトレード」というテーマです。
この授業には、私のカンタ―パートナーでもある、インドのフェアトレード生産者グループMESHのデザイナー兼コーディネーターのSyamalaがZoomで登壇してくれました。彼女は、私が作りたいものを生産者に伝え、サンプル作り、資材の調達、原価計算など様々な商品作り全般をサポートしてくれていて、彼女がいなかったら私の仕事は成り立たないほど、頼りになるコーディネーターです。
SyamalaがZoomで登壇してくれて、生産者グループMESHの役割や、生産者グループの職人やワーカーのこと、そして私とどんな風にして仕事をしているかを生徒たちに伝えてくれました。とても素晴らしい、素敵な内容だったので、私がきちんと覚えておくため、またこのブログを読んでくださる皆さんにお伝えするために書き記しておこうと思います。
・・・私は南インドの出身ですが、デザイナーになりたくで15歳くらいからデリーにあるMESHで働き始めました。最初は雑用ばかりでしたが、なんでもやりました。デザイナーになりたい夢があったので、すべての経験が役に立つと思っていました。今は、MESHでデザイナー・コーディネーターの仕事をしながら、自分のテキスタイル・ブランドを持てるようになりました。日本の高校生の皆さんの将来の夢は??
・・・MESHの生産者グループは、障がい者の人たちですが、その多くハンセン病(らい病)です。彼らはMESHで仕事をしていなければ、きっと道端に座って物乞いをしていたことでしょう。でも、コロニー(ハンセン病の患者とその家族たちが暮らしながら、治療を受け、子供たちを学校に通わせ、仕事をするコミュニティ)で、職業訓練を受け、仕事をするようになり、自らの力で生活の基盤を整え、家族みんなで暮らせるようになったことで、自信が生まれ、今では、「寄付を受けるより、仕事をして対価を得たい」と考えるようになり、そう行動できるようになりました。とても誇りに思います。
・・・フェアトレード認証を持ち、フェアトレードのルールに沿った運営をしていますが、よい商品を作り上げること。バイヤーの希望をしっかり把握し、満足してもらえる商品を提供することが私たちの使命です。フェアトレードだから・・・という甘えはありません。
通訳していて、私自身感動してしまい、とても気持ちが高揚してしまいました。
きっと、聞いてくれていた学生さんたちにも伝わったと思います。
私はSyamalaといっしょに仕事ができていることがとてもうれしく、これからも新しい企画をどんどん持ち込んで、日本の皆さんに喜ばれるお品を作っていきたいと強く思いました。
MESHの商品は
べサニーテープの縦型トートバッグ
べサニーテープのリバーシブルコースター
オーガニックコットンの夏のショール