こんにちは、フェアトレードショップTeebomのイマイナホコです。
今月、5月はフェアトレード月間です。あちこちでフェアトレードマーケットが開催されたり、世界中でフェアトレードにかかわっている人たちが、フェアトレードのことを様々発信しています。

少し前に、私のビジネスパートナーのPeruLandAllNaturalのマリアがとても懐かしい投稿をソーシャルメディアにアップしてくれました。

マリアはこれまで2回、日本に来てくれていて、今回ご紹介するのは1回目に訪問してくれた時のようすです。

私は、オリジナルの商品を作っていますが、生産地に出向かずに作ることを信条にしています。ですから、マリア達とは、2010年の開店当時からいっしょに仕事をしているのですが、アルパカのニット商品を作ろうと何度もサンプル作りを依頼し、改善を繰り返していたのですが、なかなかうまくいまず、3年が経過・・・そこで、マリアに日本に来てもらうことにしました。それが2016年!

初対面だけど、旧知の仲!短い滞在でしたが、小さな講座を行ったり、友人宅にホームステイしたり、いっしょに自転車で買い物行ったり、観光地には連れて行ってあげることはできなかったけど、とても良い時間を持てたのではと思います。

彼女は、とても賢く、そしてチャーミング、サービス精神も旺盛で、講座に参加くださった皆さんや私の友人たちとあっという間に打ち解けて、素敵な笑顔をたくさん見せてくれました。

上の写真は、フェアトレード講座の後、来場者の皆さんにお土産を手渡す、マリアと参加者の皆さん。

マリアの来静に際し、私に代わり、マリアをおもてなししてくれた友人たちと!

現地を訪問して、仕事を発注するより、日本に来てもらい、日本のこと、私たちのことを理解してもらい、それを商品作りに反映させてほしいと思う私の考えをマリアは真摯に受け止めてくれて、たくさんのことを吸収し、その経験を商品作りに反映させてくれました。2016年を機にマリア達から届く、アルパカの手織物製品・手編み物製品は、格段に進歩し、多くのお客様に手に取ってもらえるようになりました。『冬のTeebomのおすすめ商品はアルパカです』と胸を張って言えるほどです!

それもみな、Mariaという信頼できるカウンターパートがいるからです。私は1人でお店を運営していますが、実は、1人ではないんです!フェアトレード商品を作ってくれる生産者グループの皆さん、グループと私の間で、様々調整してくれるMariaのようなコーディネータと協力しあって、考えていることが思うように形になっていきます。

円安の影響、気候変動による温暖化などで、アルパカ製品を今後も作って輸入できるか、とても深刻な課題に直面しています。南半球のペルーは日本の季節とは真逆です。例年であれば、日本の冬が終わる2月くらいに発注をし、3月くらいからペルーでは編み手さんたちがアルパカ製品を作り始めてもらいます。でも、今年はまだ考えがまとまりません。それでも、Mariaとは、「できる限りいっしょに続けていこう!Never Give Up」と話し、現在、知恵を絞っているところです・・・相手のことを思いながらも、無理は禁物です。現状を乗り越えていきたいと知恵を絞っているところです。まだまだ頑張るぞ!!!

5月はフェアトレード月間!MariaとのFairでTrustworthyな関係を構築できていることが私にとっては、Fairtradeを大切にしてきてよかったと思えることです。

新幹線に乗って移動するMariaを見送りに来た私をMariaがパチリ!私、満面の笑みです:)