こんにちは、フェアトレードショップTeebomのイマイナホコです。例年、秋・冬になると講座や講演会の依頼をちょこちょこといただいています。フェアトレードチョコレートからフェアトレードに関心を持ってくださる方が増えてきているからかな~と勝手に思っていますが・・・

講座では、フェアトレードのことや開発途上国の暮らしのことなどをお話しさせていただいたり、フェアトレード商品(チョコレートや珈琲、紅茶など)の試食をしていただいたり、フェアトレードの素材を使ったワークショップを行ったり(私は手先が不器用なのでワークショップは私ではなく、フェアコミフェスの運営もいっしょにしてもらっている先輩にお任せをしています)と、ある程度パッケージ化してできるようになってきました。

ところが、特に今年は、依頼内容が多岐にわたってきて、私も準備に余念がありません。コロナ禍の影響で海外に行くことに躊躇する若い世代に向けて何か話してほしいとか、日本に滞在している外国人との交流をどうもったらよいか・・・などのお題をいただき、私なりにあれこれ調べたり、外国人の友人に協力してもらったりしています。なかなか大変ですが、楽しくもあります。

昨晩は、今度、清水区の蒲原生涯学習交流館で行う講座について、ガーナ人の知人と電話でどんな話をしようかと打ち合わせをしました。話していて、彼が日本のことを「すべてすばらしい。日本は、ガーナに比べるとすべてがAdvanced(先進的)だ」と言ってくれました。日本人としてとてもうれしいし、誇らしのですが、私はいやいや、そんなことばかりじゃない・・・課題も山積なんだけどな・・・と思ったり・・・と、ちょっと複雑です。

彼は日本に来て3年ですが、周囲の人たちが英語ができるので、日本語があまり上手ではありません。ですが、今回初めて講座で話をするので、とても張り切っていて、「全部日本語で話したい!」「ちゃんと準備して完璧にしたい!」と言っています。

そのために、時間はあまりないのですが、日本語の特訓をすることにしました。

「あなたの出身は?・・・ are you from?」

「ガーナです!」

「そうそう!、じゃあ、『あなたの職業は?・・・what was your job in Ghana?』

「警察です」

「警察官です。Police Officerね」

なんて感じで、ちょっとずつ進めています。

そんな感じの会話の中で、時々彼が、思いついたことを
”Excure me please"と言って、話してくれます。すなわち脱線です!?

言葉を英語に切り替えて、あ~だ~こ~だ~と話題がコロコロ変わります。

あれこれ話をしながら、あ~こんな経験を最近していなかったな・・・日本に帰ってきたころはもっと在静の外国人とコミュニケーションをとっていたな・・・それが特に何かってわけではないけれど、彼らが日常生活で困っていることをちょこっと手伝ったり、そのお礼で、食事をごちそうしてもらったり・・・持ちつ持たれつな関係性が楽しかったな~なんて思い出しました。

そうそう、別に特別じゃないんです。国籍や言語が違っても、人として感じること思うことにたくさんの共通点があり、「そうだね~!」とうなずき、たくさんの異なった点が見つかって「へ~そうなんだ!おもしろいね!」とまたうなずき・・・そんな感覚を懐かしく思い出して、講座の準備、なかなか大変だけど私自身も新しい気付きがあったりして、よい経験になっています。

愚痴を言わずに、しっかり資料準備して、取り組まないと!!