こんにちは、フェアトレードショップTeebomのイマイナホコです。前回と前々回のブログで、私が今の仕事を始める前のこと、そのきっかけになったことなどについてインタビューを受けましたと書きました。
これまでのことを振りかえり、いろんなことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。そこで今日のブログでは、海外で暮らしていて、大変だったこと、よかったことなどを衣食住にわけて、書いていこうと思います。まずは、『住』から!
長期滞在した国では、最初はホテルなどに滞在しながら、まずは自分自身の生活の拠点を作っていきます。私はスリランカ、ミャンマー、サモア、オーストラリアの4か国で長期滞在をしていたので、それぞれの国の住居事情を私目線で書いていきますね。
まずは、スリランカ。一番長く滞在した国で、3つの期間を合計すると約11年。そのほとんどはコロンボに滞在。大きな部屋が複数あるアパートを賃貸。日本的に言うと2SLDKや3LDKくらいの部屋。基本的にアパートには家具などが設置されているので、入居は簡単でした。自分で用意するのは台所用品やシーツ、タオルなどの消耗品。常夏の国ですが、床は石材やタイルなのでひんやり冷たく、天井が高く、天井に設置されたファン(シーリングファン)をゆっくり回すとちょうどいい風が流れて、エアコンなどを使わなくても、心地よく過ごすことができました。
ただ、停電がよくあるので、慣れはしましたが、長時間に及ぶと冷凍庫や冷蔵庫が水浸しになったりして困ったので、停電に備えて、大きなジェネレーターがあるアパートを選ぶようにしていました。バルコニーにオーキットの鉢をたくさん置いて花を咲かせるのを楽しんだりしていました。
家事をしてくれるお手伝いさんの居住スペースもありました。ずっとではないですが、お手伝いさんにいてもらったこともあるのですが、朝起きると朝食が用意されていて、帰ると夕飯ができているなんて夢のような待遇でしたね(笑)
また、一時期は猫を飼っていて、帰ると玄関で迎えてくれる「ねこ(ねこという名前の猫」は癒しでした。
次は、ミャンマー。2年滞在したのは「サービスアパートメント」と呼ばれている住宅。アパートにホテルのサービスが付いたような部屋です。部屋は、2LDKくらいでした。ゲストルームもあったりして!食事は、付設のレストランでもルームサービスでも取ることができて、部屋にある台所で自炊することも可能でした。私は、あまり台所を使うことはなかったのですが・・・お茶を入れたり自由にできたのはよかったですね。スポーツジムもあり、朝ジムに行ってちょっと運動してから出勤していました。
スリランカとミャンマーの家の様子がわかる写真が全然なく・・・・それもそのはず、当時はアナログ写真だったので、写真が極端に少なく、まして家の中の様子を撮ることなど思いもよりませんでした・・・
そして次はサモア、ここではコンパウンドといって、広い敷地の中に、家が数軒建っていて、そこの1軒を借りていました。入口にはセキュリティーボックスがあって、ゲートを開け閉めしてくれて、治安はすこぶるよかったです。住人共有の庭には、マンゴー、ランブータン、パパイヤなどが植えられていて、採り放題でした!パパイヤは1年中実をつけていたので、よく朝食にいただいていました!
サモアの一般的な家は屋根と柱だけで壁がないので、私が住んでいた家も壁はあるのですが、とても窓がたくさんある家で明るくて風通しがよかったです。こちらの家もスリランカ同様家具付きで、更に台所用品もそろっていたので、自分で購入したのは、音楽やラジオを聴くためのステレオとタオルやシーツなどの消耗品でした。
なんと大家さんはバージンブルーというエアラインのパイロットで、息子さんはオールブラックスの選手でした。でもとても気さくな人で、とても良くしてもらいました。オールブラックスのジャージをいただいたり、バージンブルーでサモア⇔ニュージーランド・オーストラリア間で大家さんが操縦するフライトに遭遇するとチョコレートをもらったりしていました。何だかとっても得した気分!
この家では、犬を2匹飼っていました。夜は家の中にいましたが、昼間はコンパウンド内で勝手に過ごしていました。サモアって、いろんな所有権がちょっとあいまいで・・・例えば私が外にTシャツを干して出掛け、帰ってくると、あれ、ない??・・・と周りを見渡すと、お隣の子供が着ているなんてことがあるんです。ですので、犬もコンパウンド内に住んでいる他の住人の人たちからもご飯をもらったり、かわいがっていただいていました、実は、私より、私の向かいの家に住んでいたニュージーランド人に懐いていて、彼は、私の犬をサーフィンに行くときにいっしょに連れていったりしていました。当然、ワンコはコロコロでした(💦)
最後はオーストラリア!日本人にも比較的なじみのある国ですよね。シドニーでアパートを借りるのって、なかなか大変なので、これから行こうとしている方の参考になればと思い、ちょっと詳しく書くことにしますね。というわけでオーストラリア・シドニー編は別の機会にUpしますね。
スリランカでは大きなアパート、ミャンマーではホテルとアパートがミックスされたサービスアパートメント、サモアでは一戸建て住宅が複数建っているコンパウンドと、それぞれの国で異なったタイプの家に住んでいました。外国という慣れない場所で暮らすときに、安心してリラックスできる住居に住めることはとても重要なことだと思います。いろんなアクシデントもありましたが、貴重な体験でした!