こんにちは、フェアトレードショップTeebomのイマイナホコです。

今日は、ここ最近の出来事について書きたいと思います。

その1:海外のお客様が来店

コロナ禍の終息とともに海外の旅行者が大勢(時にはオーバーツーリズム・・・)来日されているとニュースはよく聞きます。静岡にもいらっしゃっているとは思うのですが、東京や京都などの一大観光地とはことなり、清水港に着く大型客船のお客様だったり、あとは個人の旅行者の方がちらほら街中を散策していることを見かけるほどです。

それでも、この春くらいから、そんな日本を観光で訪れている外国の方が、Teebomに来店くださるんです。ここ3カ月くらいで、アメリカ、台湾、ドイツ、フランス、デンマーク、フィンランド、フィリピン、韓国などの方々がいらっしゃいました。そして皆さん、フェアトレードのお品をお求めくださるんです。目的地には入っていなくても、たまたま見つけて、『フェアトレードのストアがある!』と言って、ご来店くださるんです。

私が、『このお店は、フェアトレード専門店なので、日本のお土産や日本産のお品はほとんど置いていないんです』と説明すると、
お客様は『わかっていますよ。だって、フェアトレードのお店でしょ!』と言う感じなんです。

ドイツの方は、『こういうお店を見つけられて、とってもうれしい。ドイツではどこのスーパーに行ってもフェアトレードとオーガニックの商品は必ずあります』とのこと。

フィンランドの方は、『日本にもフェアトレードのお店を見つけられて、とてもラッキー!お店に入らずにはいられなかった!!』

フィリピンの方は、リサイクルサリーのお品を手にして、『これは素晴らしいリサイクル、とっても素敵!あなた(私のこと)、いいお店ね!』

韓国の方は、山羊革クラフトの商品に興味を持ってくれて、私が商品が生まれた背景や技法について説明すると、日本語で『この型押しは素晴らしい』とそして、購入してくださった商品を『このショッピングバッグもフェアトレードです』と言って、自ら購入された商品を袋に入れてくれました。

円安の影響で、物価が高騰し、輸入品であるフェアトレード商品の価格も仕入れるたびに価格が上がっている昨今、気持ちが沈むこともありますが、こうして海外のお客様から元気をもらっています。

フェアトレードが世界に広がっていることを実感しています!!Yeah~!

その2:フェアトレード、社会的課題、消費者の役割などの講座依頼を受けるようになりました

これまでも年に数回、地域の生涯学習交流館や学校などから依頼を受けて、講座をさせていただくことがありましたが、今年は何だか、その回数が増えています。特に、フェアトレードだけでなく、世界にどんな課題があって、消費者として何ができるのかと言う内容をお話するようになってから、そのご依頼が増える傾向かな・・・と個人的には感じています。

ソーシャルプロダクツ、エシカル消費(エシカル商品)、SDGsやフェアトレードと言葉はことなりますが、目的は同じ!作り手の状況、消費者として知っておくといいな~と思うこと、そして消費者のメリットや、子どもたちの将来のために・・・などなどいろんな角度から話をさせていただき、フェアトレードやオーガニック商品の試食試飲やフェアトレードの素材を使ったワークショップでヘアゴムやネックレスなどを作ってもらったりと、ちょっと楽しいパートも設けるようにしています。

今週火曜日は、清水区にある生涯学習交流館で講座をしてきました。シニアの方が多かったです。フェアトレード知っていますか?との私の問いに、20名中3名の方が手を挙げてくれました。

そして、昨日(金曜日)は、静岡市内の県立高校の3年生3クラスの生徒さん向けに講座をしてきました。フェアトレード知らない人は?との問いに対して、挙手した生徒さんはいませんでした。

どのくらいからなのか、教科書にフェアトレードのことが書かれているので、内容の濃淡はあるかとは思いますが、皆「フェアトレード」と言う言葉は知っているんですね。多分今の30代くらいの人から学校でフェアトレードについて学ぶチャンスがあったように思います。

昨日の高校での授業では、インドのフェアトレード生産者グループのコーディネーターとwhatsapp(LINEのようなアプリ)で繋いで、ちょっと楽しい時間(と思ったのは私だけかな???)を持ちました。

私:「何か国話せる?」(英語)

インド:「5つ・・・ヒンディー、マラヤーラム(インド南部のケーララ州の公用語)、タミル語(インド南部のタミル・ナードゥ州の公用語)、アラビア語と英語」(英語)

生徒:????

私:日本語は入ってないのね!(英語)

インド:Sorry・・・

私:今のデリーの外の気温は?(英語)

インド:43度(英語で)

私(生徒に向けて):今、インドは何度だって?数字聞き取れた??(日本語)

生徒:???

インド:43度(英語)

私(生徒に向けて):わかった?数字?

生徒:???

インド:(多分、翻訳ソフトを使って)フォーティースリーど(英語・日本語ミックス)

生徒:???

私:(インドのコーディネーターに向けて)”よんじゅうさんど”(日本語)

インド:"yonju san do"(日本後)

生徒:ええええ!!!(日本語)

私(インドのコーディネーターに向けて):あなたの最初の日本語は「43ど」ね!(英語)

インド:Ha ha ha!

なんて一コマもありました。

2時間の出前授業をしている間、お店は80歳の母の受け持ち!常連のお客様と楽しそうに、しっかり営業してくれていました。感謝!!