今日も酷暑、静岡では天竜で40.9度の最高気温が記録されました💦💦
私の住む静岡市も連日の猛暑・・・こんなに暑い夏はこれまでに経験したことがないほどです。あまりの暑さにエアコンの効きも悪く・・・汗が止まりません。

今朝はペルーのマリアとアマゾンの木の実のビーズでアクセサリーを作っているヘラルドとZoomを使ってミーティングをしました。

今度の土曜日に清水区にある蒲原生涯学習交流館で地元の小学生を対象にしたフェアトレードのセミナーを開催するのですが、その事前打ち合わせのためにセットアップしました。

日本語→英語→スペイン語→英語→日本語という流れで訳していくので、比較的シンプルな質問をすることになることや、ビデオ会話なので、できれば実際にヘラルドが作っているものや素材などを手に取ってみせてほしいなどと、こちらの要望を簡単に伝えました。

【私のブログやSNSに頻繁に登場するマリア。よきカンタ―パートです。】

接続試験が主な目的で、音声にも画像にも全く問題はなく、本題はあっさりと終わりました。
ITの進歩に感謝です。

せっかく時間を取って話ができるので、私がヘラルドに、ざっくりとした質問ですが、
「どう、最近の仕事や暮らしぶりは?」と聞くと、

彼女はとても悲しそうな顔になり、3月15日(ペルーでロックダウンが始まった日)からのことを話してくれました。とてもショックだったこと、コロナウイルスも怖いけど、仕事の注文が全くなくなってしまい、とても恐ろしかった。やっと週末のマーケットが2週間ほど前から再開されたけど、観光客は誰も来ず・・・少し前にやっとアメリカから少量のオーダーが来たので、今はそれを一生懸命作っているところ。

【ペルーは真冬。ヘラルドは今日は比較的暖かかったと、緑のカーデガンが似合っています!】

私はスペイン語が分からないのですが、話しているヘラルドの表情が沈んでいるのが気になっていたのですが、マリアが英語に訳してくれて、やっとその表情の訳がわかりました。

ペルーの人たちは、よく笑い、よくしゃべる!という印象を持っていたので、コロナ禍での暮らしぶりの変化はかなり深刻なんだと実感しました。

また、このブログにも登場してくれた、アルパカやオーガニックコットンの編み物をしてくれているグループのリーダーのコンスタンティナのことをマリアが伝えてくれました。

【写真右がコンスタンティナ、頼りがいのある肝っ玉母さんのようなお人柄】

コンスタンティナはペルーの首都リマから長距離バスで1日以上かかるアンデスの高地に暮らしているのですが、そこにも遂にコロナが広がっていて、一昨日彼女のお父さんがコロナに感染してお亡くなりになったとのこと。また看病をしていた彼女もお姉さんも感染してしまい、とても重篤なんだそうです。

今、ちょうど今度の冬物の仕上げをしてもらっているところで、今月末までには発送をする予定だったのですが、私が、状況を考慮して、発送を9月にしてもらってらも大丈夫だからとマリアに伝えると、マリアは

『現地のしきたりでお葬式から8日間は喪に服すために仕事をしてはいけないけど、コンスタンティナからは、必ず仕事はやり遂げるので迷惑はかけないからと連絡がありました』と伝えてくれました。

幸いコンスタンティナは、元気だそうなので、ちょっと安心しましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で、こんなにもいろんな人の暮らしに影響がでてしまうなんて・・・
本当に悲しくなります。

私にできることは、彼らの暮らしぶりが少しでも安定するように、商品を購入し続けること!です。
ペルーの生産者たちとこれからもいっしょに仕事をしながら、みんなが笑顔になれるように頑張っていきます!