フェアトレードコーヒー・レポート(エクアドル&タンザニア)

フェアトレードでよかった!

こんにちは、フェアトレードショップTeebomのイマイナホコです。

今日は、当店で開店当初からお取り扱いをさせていただいているフェアトレードコーヒーについて、最近あった2つの事柄についてお話をさせていただきます。

その1:エクアドル・ナチュラレッサ

「ナチュラレッサ」という名称で親しまれているエクアドル・コーヒー。なぜ、ナチュラレッサなのかと言いますと、このコーヒーは、通常では廃棄してしまうコーヒーチェリー(コーヒーの果実の皮と果実部分)を堆肥にして、有機栽培の肥料として使っているオーガニックコーヒーだからです。

このナチュラレッサですが、天候不順により収量が大幅に減ってしまったと連絡があったのは、今からちょうど1年前・・・その時に生豆の輸入販売をしているATJの担当者さんから「今季の収量では来季までとても持たせることができないので、前年度の購入量に応じた量を配分させていただくことにしますので、Teebomさんは60キロです」と連絡をいただきました。とても1年間継続して販売できる量ではないのですが、ここで輸入元が価格を釣り上げることなく、平等に配分してくれたことが私としてはとても感謝したいところです。

通常、このような状況下ではメーカーは数量限定!希少豆!!などと銘打って価格を上げると思うのですが、ATJさんはそれをせず、長年取引をしている顧客を大切にしてくれました。

サステイナブルな事業に重きを置いてくれているこの判断はとても素晴らしいと思います。

2020年の後半はOnline Shopとカフェなどのブレンド用にエクアドルをお出しし、店舗での販売はできませんでしたが、事前にしっかりと状況を教えていただいたので、慌てず焦らず対応することができました。

残念ながら、12月の後半にすべてのエクアドルがなくなってしまい、一部のお客様にはご迷惑をおかけしてしまったのですが、それでも、その時点では新豆の入荷時期がわかっていたので、お客様もご納得してくださったのもありがたかったです。

晴れて、1月末に新豆エクアドルが入荷をしてきました。昨年より生豆は2割ほど価格が上がりましたが、Teebomではこれまでと同じ100g450円(税込み)で販売をさせていただいています。

ナチュラレッサは、癖のない、とってもマイルドな味わいで、当店でもファンが多いコーヒーです。オーガニックなのもうれしいですね!

その2:タンザニア・ジェヌインキリマンジャロ

こちらも輸入元はATJさんです。フェアトレードの価格は「ミニマム・プライス」と「プレミアム・プライス」の2つで構成されています。

ミニマム・プライスは、フェアトレードのルールに沿って計算された商品価格です。
プラミアム・プライスは、ミニマム・プライスの5~10%になりますが、商品を作ってくれている生産者グループで検討し、みんなのためになることに使用できるお金です。コミュニティ内に学校を作る、病院を作る、教科書を購入する、道路を舗装する・・・なんてことに使われたりします。

ところが、今回ATJさんから連絡があった内容は、『タンザニアのジェヌインキリマンジャロのプレミアムが行方不明で、どうやら生産者に届いていないようです。間に入っているタンザニア側業者が生産者に渡さず、プレミアムとして使用されていないみたいです』ということでした。

そこで、ATJさんとしては、
現在販売しているタンザニア・ジェヌインキリマンジャロをフェアトレード認証を外し、かつ販売価格を下げる

②新豆(生産者はこれまでと変わらず)はこれまでのタンザニア側の業者でなく、ちゃんとプレミアムを管理・運用してくれるところにし、引き続きフェアトレードコーヒーとして販売をする

とオファーをしてくれました。私は、迷わず、②の新前を選ばせていただき、これまで通り、タンザニアのジェヌインキリマンジャロをご提供させていただくことにしました!

こんなことを一個人店にまで、しっかり伝えてくれるATJさんに感謝しつつ、私もフェアトレードコーヒーをお取り扱いさせていただいている一人として、生産者のこと、環境のこと、それがよくない情報であったとしても、しっかり伝えさせていただく役目を果たしていきたいと思います。