こんにちは、フェアトレードショップTeebomのイマイナホコです。
今年に入ってすぐ、Big Issueの編集部からインタビューの依頼がありました。「Big Issue」は、東京や大阪などの大都市で赤いベストを着たホームレスの方たちが販売している雑誌です。もともとは1991年に英国から始まって、英国王室のウイリアム王子が該当でベストを着てビッグイシューを販売したことが少し前にニュースで取り上げられたりもしました。日本では2003年から日本版が創刊されているそうです。

この雑誌の仕組みはとてもユニークです。家や安定した生活ができない状況にある人たちにまずは10部無料で提供します。450円の雑誌を1部販売すると、230円が販売者(ホームレスなど)の収入になり、その収入で次の仕入れ(1冊220円)をし、販売を継続しながら、ホームレス生活から抜け出すためのきっかけ作りをするものです。

ただ、静岡のように赤いベストを着て街頭立ち、雑誌を販売しているホームレスの人がいない地域では、「常設販売店」が雑誌を販売することができます。Teebomでは、Big Issueの販売を始めて4年になりますが、もともとは浜松にある晴天さんに影響を受けて、この取り組みを始めました。

私自身はBig Issueの仕組みも素敵だと思うのですが、雑誌そのものがとても気に入って、購読者の一人です。かつて東京でOLをしていた時に、赤いベストの方を新橋や新宿で見かけると購入していました。この雑誌がいいな~と思う一番の理由は、広告がないと言うこと!つまりスポンサーが雑誌の掲載内容に影響を及ぼさないこと!です。

エンターテイメントから環境問題、世界情勢など、時にはちょっと難しいな・・・と思う記事もあるのですが、それも勉強!毎号楽しく読んでいます。

フェアトレードとBig Issueの仕組みにも共通点があると感じていて、店舗で販売を始めた時に、Big Issueを見つけたお客様が

「東京に出張に行くといつも買っているんだけど、コロナで出張がなくなって・・・。Teebomさんで購入できるからうれしい。」

「以前東京に住んでいた時に買っていて、静岡でも出会えるといいな~と思っていたけど、なくって・・・でもここで買えるようになってよかった」

と言う複数のお声をいただき、私自身、「あ~やっぱりそうなんだ・・・」と思ったりしています。

今回は、Big Issue Online編集部さんからお声がけをいただき、インタビューを受け、その内容が記事になり、Big Issue Onlineに掲載されました。流石、記者さん!とても分かりやすくまとめてくださって、自分のことじゃないような感じです。少し長いですが、よかったら読んでみてください。(下記の画像をクリックしていただきますと、記事のジャンプします)

また、Big Issueを購読してみたいけど、販売者が近くにいない・・・と言う場合は、コロナ禍で街頭に立てなくなった販売者を応援するための3か月のトライアル購読ができるようになりましたので、興味のある方は、こちらから詳細をご覧ください。