少し前になりますが、5月21日(日)は、新幹線に乗って、名古屋に行ってきました。目的は、JICA中部なごや地球ひろばで開催するフェアトレード講座に参加するためです。参加募集人数は40名・・・私の話に40名もの人があつまってくれるだろうか・・・と不安でしたが、ありがたいことに満席になりました。

JICA中部のスタッフの方から、講座講師の依頼があったのが、4月・・・どんな構成でどんな内容にしたらよいか、かなり綿密に組み立てました。私のカウンターパートのインド、フェアトレード生産者グループのコーディネーターのシャーマラにもZoomで登場してもらい、

①フェアトレードとは、その仕組みとルール
②生産者にとってのフェアトレードとそのインパクト
③フェアトレードの消費国である欧米と日本を比較

という3つのアングルからフェアトレードについて掘り下げていきました。

参加者40名の中には、小学生2人、中高生1人、大学生7名の若者たちが含まれていて、私が静岡で行う講座とはちょっと構成が異なりました。そして英語が得意な若者もいて、私の資料の中にあった英語の文章を読んで、訳してくれたり、Syamalaに直接英語で質問してくれたりしました。

最初の40分は私がパワーポイントを使って、①について解説し、10分間の休憩の間に、JICA中部の地球ひろば内にあるカフェへ移動・・・そこからは、Zoomを使用してインドのSyamalaに登場してもらいました。

よくインド人の英語は、聞き取りが難しい~なんてことを聞きますが、Syamalaの英語はとても聞きやすく、このところ講座があると彼女の都合がつけば、登壇をお願いしています。先日の吉原高校でも高校生を前にお話ししてくれました。いつも事前にどんなことを話してもらうか事前に簡単な打ち合わせをするくらいで、ほぼフリートークです。今回は、講座の前に接続確認をしたときに、ちょうどJICA中部では、『教育』に関しての展示を行っていたので、私が、『急なんだけど、教育について質問するから、何か答え準備しておいて!』と無茶ぶりをしたのですが、それについても、しっかりわかりやすく答えてくれました。

講座をするときに、参加者の皆さんにお聞きする質問が2つあります。

①フェアトレードを知っていますか?
②フェアトレード商品を購入したことがありますか?

今回のように、「フェアトレード講座しますよ~」と参加者を募る場合、当たり前のことですが、みなさんフェアトレードの関心を持ってくれていて、フェアトレード商品を購入したことがある方がほとんどなんです。

より多くの方に、フェアトレードのことを知ってほしいと思っているのですが、そもそも関心を持っていただけていない方は参加を希望しないし、そのような講座があることもSNS上などでもリーチできないんですよね・・・残念なことに。

もちろん講座を行うことはとても有意義だと思っているのですが、もっとフェアトレードのすそ野を広げるためには、フェアトレード、関心がないよ~フェアトレードって何?という方々にどうしたらリーチできるのか・・・これがいつも課題です。

どうしたらこの課題を突破できるか、帰りの新幹線の中で考えてきましたが、名案は浮かばず・・・コツコツ続けていくことかな・・・と

JICA中部のウェブサイトで今回の講座をまとめてくれてありますので、よかったらそちらもご覧ください!