
こんにちは、フェアトレードショップTeebomのイマイナホコです。
少し前に読売新聞生活部の記者さんから取材を受けました。コーヒー2050年問題の対応策の1つとして、静岡文化芸術大学の先生とフェアトレードサークル「りとるあーす」の皆さんが行った『カスから生まれるプロジェクト』の一環で、当店でもカスから生まれた「カスカラティー」やカスカラを使った焼き菓子Meryendaを販売しているので、カスカラの商品化や普及について、どんな風に考えているのか、この先、どんな活動をしていきたいか・・・と言う内容の質問を受けました、

カスカラはコーヒー豆を取り除いた後のコーヒーチェリーの皮と果肉の一部のことです。生産地ではコーヒーを収穫すればするほどカスカラが大量に発生します。コーヒー豆は大切な換金作物なので、生産地の一部では、カスカラを干したものをお茶にして飲用としています。干したものをそのままお湯に入れてお茶にする場合もあれば、乾燥させたものをローストしてお茶にする場合もあるなど、飲み方は区々です。
気候変動などにより、現在のコーヒー産地では050年には収穫量が半減する可能性を指摘されていて、そのために、新しい産地を見つけたり、気候変動に強いコーヒー豆を開発する、もしくはコーヒーを使わずに、コーヒーに限りなく近い飲料を作るなどさまざまな対応策が検討されていますが、私たちが行っているのは、現在のコーヒー生産地の人たちの収入を補うためにコーヒー豆の福さん品で何ができないかな~ということです。
そこで、目を付けたのが、カスカラ!活動自体はもう3,4年前から行っているのですが、試行錯誤の結果、現在は、カスカラを焙煎したお茶”カスカラティ^とドライ・カスカラを細かく粉砕してクッキーに混ぜたカスカラフレーバーの焼き菓子Meyendaを商品化しています。

お湯でも水でも抽出できるのですが、最初に口に含んだ時はフルーティーな味わいがして、のどを通る時には、豆茶のような香ばしい風味もします。そして、後味はとてもすっきり!かなりしっかり抽出できるので二煎目もおいしくいただけます!

果実感がとても新鮮な味わいです。ほろほろとした食感も楽しいです。Meryendaは全部で6フレーバーあるのですが、一番新しい商品で、これまではアーモンドが一番人気でしたが、今はカスカラフレーバーが最も人気があります。
先日、文芸大の先生とりとるあーすのメンバーと当店で、これからの活動についてミーティングを持ちました。どんな新商品が生まれるか?!?!まだ具体的には何も決まっていませんが、新しいプロジェクトが始まるワクワク感で気分が高揚しています。どうぞ皆さんも楽しみにしていてくださいね。
コーヒー2050年問題、カスカラについてYoutubeでも話しましたので、よかったらそちらもご覧になってくださいね!