作り手との距離感~紅茶輸入のエピソードから

こんにちは!
今更ですが、店名の”Teebom”ですが、「テーボム」と読みます。
スリランカで使われているシンハラ語で『お茶にしましょ』という意味です。
スリランカ滞在中は、ほんとによく耳にしたし、私自身もよく使っていました。
”アイオ~(「しまったっ!」とか「え~~~っ😿」という意味です)”と
同じくらいよく使っていましたね(笑)

スリランカは言わずと知れたセイロン紅茶の産地。
Teebomは、グリーンフィールドというお茶園と直接取引をして
オーガニックの紅茶・ハーブ・スパイスなどをフェアトレードで輸入しています。

先日、やっと11か月前に発注した紅茶などが清水の興津埠頭に到着、受け取りをし
1月末から店頭に並べることができました。とにかく今回は、いろんなことに時間が
かかってしまいました。

Teebomで販売しているのは、
ウバなどのノンフレーバーが3種、アールグレイなどのフレーバーが3種、
そして、ブレンドのハーブティーが2種類。ノンフレーバー以外は
私が「こんな味にしてほしい」と依頼をして、グリーンフィールドで
私のリクエストに基づき、配合を考え、茶葉を選び、サンプル作りをしています。

サンプルを送ってもらい、香り、味などを吟味し、作りたいブレンドが出来上がるまで
何度も、サンプル作り→テイスティング→改良→サンプル作り→・・・を繰り返して
もらいます。これは、紅茶に限らず、Teebomのオリジナル商品はすべてこのプロセスで
作っています。

今回は、グリーンフィールドの担当者が変わったためか、トラブル続きで、
極めつけはこれまでに作ってきたブレンドのレシピがどこかに行ってしまったのか‥
届いた紅茶が全く別の紅茶、味に変わってしまったこと!
そのためこれまで長い時間をかけてやってきた作業を、
超特急で繰り返すことになってしまいました😿

まさに、”アイオ~”な状況でした。一時はもう紅茶を輸入できないんじゃないかって
思ってしまったほどです。

それでもお客様から「待っているからね!」「また、あの紅茶が飲みたい!」と
おっしゃっていただき、私自身『頑張らないと!』とモチベーションを挙げて取り組みました。

2019年の3月に発注した紅茶が、11月にやっと船便でコロンボ港を出港したと聞いたときは、
「あ~~~よかった」と肩の荷が半分(まだ半分です)降りた気分でした。

そして、お正月休み明け早々に、船会社から船荷到着の連絡があり、
輸入食品の届け出(検疫)と通関手続き。

私はこれも自分でやっています。これがもう1つの山場で骨が折れます。
10種類以上の書類があり、毎回四苦八苦しながらもなんとか手続きをしています。
多くの書類が必要になるのですが、そのほとんどは生産者が作成する書類。
スリランカから届かないと手続きが進まないんです。
今回も、例の担当者がいろいろやらかしてくれて・・・
オーダーした商品と異なる商品が請求書(INVOICE)に入っていたり、
商品検査で必要な、製造プロセスや原産地証明を作り忘れていたり・・
やっぱりトホホでした😿

スリランカのスタッフをなだめすかし、時にはおだてて何とか書類を作成してもらい
手続きを進めることがでいました。

海外のバイヤーが現地に出向かず、電話やメールなどのコミュニケーションだけで
生産者と直接取引をするのは、実はなかなかないことです。
通常は代理店やブローカーが仲介するのですが、私は自分でできることは自分で!が
モットーなのと、生産者と私の間はできるだけ仲介なしに直接やり取りをすることで
お互いを知り、信頼関係が築けると信じているので、時には泣きたくなるのですが、
これも楽しみ!と思い頑張っています。

それに仲介がないとその分の間接コストが削減でき、
小売価格を抑えられるのも大きなメリットです。

小売り用の加工が終わり、店頭に紅茶やハーブティーを並べることができた瞬間は
とってもうれしかったですね!約1年ぶりに全種類の紅茶をそろえることができました。

お客様からも、
「あ~このアールグレイ、飲みたかった!」
「最近、家の奥さん紅茶買ってこなかったのは、在庫切れだったんだね・・これこれ、あった!」
などと早速手に取っていただき、本当にホッとしています。

好みの紅茶をいただいて、私もホッと一息ついています♡

Teebomの紅茶は、茶園からお客様の食卓に届くまで、とってもシンプルな流れです。
今日のブログを読んでいただいて、スリランカとは実際の距離は遠いけど、
ドタバタなエピソードも含め、紅茶作りに携わっている人と
消費者の皆さんとが距離はとても近いと感じていただけるのではないでしょうか?