こんにちは、フェアトレードショップTeebomのイマイナホコです。
Teebomではこれまでスリランカのセイロン紅茶をお取り扱いさせていただいていますが、今回は、セイロン紅茶とは全く異なったキャラクターのケニアの紅茶をご紹介いたします。
セイロン紅茶は、日本茶の製法とも非常に近い「オーソドックス」と言う製法で作られています。オーソドックス製法の紅茶、その中でもグレードの高い紅茶は、茶葉をできる限り傷をつけずに、細くよりあわせて、産地などの特性を活かすように製造されています。Teebomで販売させていただいているセイロン紅茶はすべてオーソドックス製法によります。
片やCTCですが、以前スリランカのルフナ地方のお茶工場で見学させていただいたことがあるのですが、ひき肉を作るような感じの機械を使って、細かく引きちぎり、すりつぶし、そして丸められていました。茶葉にたくさん傷をつけて小さく小さくゴマのような形状の紅茶です。ですから、CTC紅茶は、産地やグレードによる個性を活かすより、短時間に濃く抽出ができることに重点を置いて製造されています。近年は、ティーラテやチャイなどミルクをいれて飲まれる紅茶が好まれることから、比較的新しい産地であるアフリカ圏ではCTC紅茶が多く生産されています。
上の画像がCTC紅茶です。とても小さな胡麻のような粒です。
Crush(押しつぶす)、Tear(引きちぎる)、Curl(丸める)の頭文字をとって”CTC”紅茶と言います。短時間でしっかりと濃く抽出できる紅茶です。
ですからCTC紅茶は、煮出して作るロイヤルミルクティーやチャイにとても向いています。煮出さなくても2~3分ほどポットで抽出してもかなり濃くでるので、濃厚なミルクティーを作ることも可能です。
ミルクティーを作ってみた動画がありますので、よかったらご覧ください。
このケニア、ルクリリ茶園のCTC紅茶は、オーガニックのタンザニア・ジェヌイン・キリマンジャロ、ピーベリーを提供してくれているゼンショーホールディングスさんから仕入れをしました。
ゼンショーホールディングスさんは直接支援型フェアトレードをこのルクリリ茶園で、品質向上のための異物除去装置の導入、茶園の労働者の働く環境を改善するために託児所の修繕などを2009年より実施してきています。
また、近年は、ルクリリ茶園内だけでなく、ルクリリ地区の学校に図書室を設置する等の地域に根差した活動も行っています。
適正な価格による購入することに加え上記の活動により、生産者が良い製品を作るためのモチベーションも上がり、2020年からは、養蜂巣箱を設置し、生産者が副業により収入を向上するための施策もはじめたとのことです。
上の画像は、2019年に寄贈をした小学校の図書室の様子です。
Teebom Online Shopで販売をしています。ルクリリ茶園のCTC紅茶は茶葉50g486円です。チャイミックスとセットでオリジナルのチャイ作りにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また、Youtube、TEEBOM'S VIDEOでもCTC紅茶について解説させていただいていますので、よかったらご覧くださいね~!