こんにちは、Teebomのイマイナホコです。いつもブログを読んでくださりありがとうございます。

今日は、やっとこの日が来た~!みたいな感じで、私自身ちょっと興奮しています。かなり長時間かかったのですが、ペルーの職人さんといっしょに作ってきた商品が完成し、皆さまにお披露目をさせていただけることになりました!!パチパチパチパチ

もともとは、いつも私のブログなどに登場してくるPeruland All NaturalのコーディネーターのMariaからこんな話を聞きました。

『アンデスに住む先住民たちの多くは、昔ながらの仕事を代々受け継ぎながら職人として暮らしていますが、仕事量が安定しないこと、大きな資本がないため機械などを導入することができず仕事量に限界があり、十分な収入を得ることができない状況です。

そのために、近年はギニアピッグを飼育しています。家畜の世話はもっぱら子供たちの役割で、学校に行く前に飼育舎の掃除と餌やり、学校から帰ってからも同様に世話をしています。それがアンデスに暮らす先住民たちの一般的な暮らしぶりだそうです。子供たちは、一生懸命世話をして、お父さんお母さんを助けています。でももう少し安定した収入があれば・・・』と。そしてアヤクチョに石細工の職人ホルヘと彼の奥さんのスサナが作っている商品を見せてくれました。

それは、キリスト生誕の馬小屋の様子を彫った物、十字架やハートのオーナメントでした。私は『加工がとてもしっかりしているから、モチーフをかえたら・・・日本でも販売できるかもしれない』と私はとっさに思い、そこから試行錯誤をして、アルパカの時と同様に3年以上時間がかかってしまいましたが、やっと商品化が実現しました。

職人のホルヘは、ちょっと頑固・・・でも仕事熱心さは誰にも負けない!と言う職人魂を持ったお父さん。日本の職人さんに似たところがあるかもしれません。奥さんのスサナは5人の子育てをしながら、そんなホルヘを一生懸命サポートしています。

切り出したワマンガストーンと職人のホルヘ
作業場内で家族みんなで、上の2人の子供たちは既に独立しています
工房で採掘してきたワマンガストーンをカットするホルヘ

ホルヘが扱っているのは、ワマンガストーン(Humanga Stone)と言われている標高3000メートルほどのアンデスの古都アヤクチョで採掘される石です。

インカ帝国以前の西暦500年~900年、アンデス地方で栄えたワリ帝国は、ワマンガ(現在のアヤクチョ、ペルーの25県のうちの1つ)で採掘された石(ワマンガ・ストーン)で、ワリ帝国の栄華を示すための食器やアクセサリーが作られていました。また、美しく、高価であるということだけでなく、人々の暮らしを守るというお守りとしてマリア像や十字架なども作られていました。近年では、幸運をもたらすシンボルとしてオーナメントなどが人気です。

展示会で商品を展示するスサナ

上の写真は、普段ホルヘとスサナが国内用に作っている商品です。キリスト生誕の様子、十字架、ハートなどのオーナメントです。

ワマンガストーンの特徴は、大理石よりも柔らかく、透明度が高いと言うことです。色は白、黒(グレー)と赤があり、採掘する場所によって異なります。今回Teebomでは赤以外の白、灰、黒を使用させていただきました。

ホルヘとスサナは、採掘から加工までをすべて2人で行っていて、加工するためのツールはとてもシンプルですが、ホルヘの職人としてのスキルはとても高く、手加工とは思えないほど繊細な加工をしてくれます。スサナは、5人の子の子育てをしながら、職人としても活躍しています。

インテリアとして、身近に置いていただき、ほっこりと癒してくれる存在になってくれれば、とても幸いです。

この商品はフェアトレードの仕組み則って取引をしています。適切な商品対価を支払い、ペルーの職人たちの安定した暮らしと仕事に貢献しています

今回ご紹介するのはクジラのモチーフの箸置き、カードホルダーとお香立てです。天然石ワマンガストーンの持つ素材感をシンプルなデザインで活かしています。温かみがあり、可愛らしいお品です。ギフトにも選んでいただけます。

商品詳細及びご注文は、上記の写真をクリックしていただくとTeebom Online Shopにジャンプしますので、そちらからお願いします。

この商品は、ギフトにもお使いいただけるお品になると思い、インド・チェンナイのフェアトレード生産者グループBaladarshanで袋を作ってもらいました。お求めいただきましたお品は、コットンの袋に入れてお届けいたします