
こんにちは、フェアトレードショップTeebomのイマイナホコです。
先週の火曜日は、浜松市にある静岡文化芸術大学へ行ってきました。毎年1度、武田先生の授業『フェアトレード論』のゲストスピーカーとして、浜松市のフェアトレード店晴天の店主・三室さんといっしょに登壇してきました。
なんと今年で7年目とのこと!個人的には、4回目くらいかな?!?と思っていたら、あれあれ7回目だそうで、月日の経過の早さと、私の記憶の曖昧さにビックリです(笑)
話題がそれますが、ちょっと前に、四季のない熱帯地方に住んでいた時の記憶は、記憶を呼び起こすためのトリガー(例えば、あの時は雪がね・・・とか、あれは確か桜の時期で・・・)がないから、出来事は覚えていても、いつ発生したことなのかがあいまいになる!なんて偉そうに書いたのですが、それはどうやら私自身の記憶そのものがいい加減なんだということなんだな・・・と持論を撤回しようと思います💦💦💦
話題を元に戻します。今年で7回目になる武田先生のフェアトレード論への登壇ですが、今回のテーマは『フェアトレードの多様化』です。
商品を通じて、なぜ、この商品をTeebomでお取り扱うのか?社会の中でこの商品を取り扱うことの意味は何なのか?ということを3つの商品を紹介しながら、説明しました。
フェアトレードはもともと、開発途上国の生産者の人たちの貧困や児童労働などの課題を解決・改善するための始まった活動です。もちろんそれだけではないのですが、ここ10年くらいで更にフェアトレードの果たす役割が増えてきたと思います。
事例①ハンセン病の患者とその家族との協働【Fair Opportunity】
インドのフェアトレード生産者グループMESHに属するハンセン病の療養施設の皆さんが手織りをしている最大幅が12センチの綿織物を活用し、コースター、ポーチ、バッグなどを作っています。

かつては開発途上国だった国々で経済成長が進む中、「社会から排除される人々」の課題に対して、社会とつながる機会を持てるようになる潮流がフェアトレードによりもたらされる。これを社会的包括(Social Lnclusion)系のフェアトレードと言います。
事例②パレスチナの生産者支援【Fair Peace】
紛争により生産活動を継続することが容易でない(水へのアクセスが困難、パレスチナから国外へ商品を輸送するのが困難、政情不安により将来の見通しが立ちにくい困難)状況下でも、購入することで雇用を継続し、生産者のモチベーションを維持することに貢献できる。

事例③国内の就労継続支援施設との協働【Fair Inclustion】
当店の開業が2010年、Meryendaを作り始めたのは2012年、なんと今年で14年になります。白砂糖・卵・乳製品不使用の焼き菓子Meryendaは、掛川市の就労継続支援施設ひまわり工房さんで作っていただいています。私的には、障がいを持っている人たちといっしょに仕事するという感覚より、私のところのような小規模な事業者にとっては、とても仕事がしやすいパートナー的な存在です。というのも、当店の焼き菓子は、スパイス、紅茶、ライムピール、アーモンドバター、カスカラ(ドライコーヒーチェリー)、雑穀、コーヒー豆などいろんな素材を用いていて、フレーバーが6つもあるんです。しかも保存料や香料などを全く使用せず、一度に発注するロットがとても少ないので、一般的な焼き菓子の工房などでは受けていただけないんです。こだわりがいっぱい詰まっているということは、それだけ製造工程にももろもろ工夫が必要で、面倒な商品なんです・・・でもそんな焼き菓子を「面白いね!」と言って、受けてくれたのが、ひまわり工房さんなんです。レシピ作りもとっても上手で、ひまわり工房さんに頑張りのおかげで、14年続けてくることができました。

今回授業で取り上げた以外にも、フェアトレード商品それぞれにいろんな”ストーリー”があります。私は商品を企画・輸入をしながら、小売店としてお客様を接客する仕事をさせていただいているので、学校などの授業だけでなく、お店でも、来店くださったお客様、またOnline Shopからご購入いただくお客様に、これからも”ストーリー”をお伝えさせていただきます。
紛争・自然災害・加えて円安など、私たちの暮らす世界は今とても不安定です。明るい先行きが見通せない状況にある中、手にしている商品がどのようにして今私のところにあるのかを知ることはとても大切なことだと思います。特に輸入大国日本は、衣食住すべてを輸入品に頼っています。商品パッケージの裏側を見て、「あ~こんな遠くからこの商品は着ているんだな・・・」、「どんな人たちが作っているのかな??」と、時々想像してみてください!

