こんにちは、フェアトレードショップTeebom店長のイマイナホコです。

このブログでも度々登場しているTeebomのビジネスパートナーPeru Land All Naturalのマリアが、来季に予定している新商品の打ち合わせに編み手さんたちが暮らすモキーワを訪問してくれました。

編み手さんたちはもともとプーノ県と言う標高が4000メートルもあるところで暮らしていました。標高が高いと言うことで多くの観光客が訪れ、子供も含めた女性たちは皆編み物をして、指人形や帽子などのニット製品のお土産物を作って生計を立てていましたが、健康被害が多く、また医療や教育を受ける機会が乏しかったため、プーノから1000メートルほど標高が低い隣の県モキーワに移住をしました。モキーワの産業は鉱山と農業。移住者のため土地を持たない、また鉱山での仕事は女性には不向きと言うこともあり、彼女たちの暮らしは経済的に不安定になってしまいました。

編み物をしてそれが仕事になれば・・・との思いで、マリアがモキーワの彼らを訪問したのが2012年。その時はわずか10名の女性が集まってくれました。その時に、私が発注したのが、今でも一番の人気商品の「2wayネックウォーマー&帽子

最初はリブ編みの部分の伸縮した感じや糸の端の始末がされていないなど、いろいろ改善するところがありましたが、ギブアップせずにチャレンジし続けてくれました。実は、一度『何度やり直しをしても、発注が来ないから、もうやりたくない・・・』と編み手さんたちが言っているとマリアから相談を受けたことがありますが・・・その時、私は『今井は絶対にギブアップしないから!今頑張ったら、次は楽になるよ!』とマリアを介してニッターさんに伝えました。そのおかげで、今では、やり直しをお願いすることもほとんどないほどに完璧な商品を仕上げてくれるようになりました。

そんな頑張り屋さんのニッターさんたちがマリアの周りに集まって、画面越しではありますが、たくさんお話をしてくれました。私のZoomの画面ではこんな感じ!

パソコンの画面をスマホで撮影したので見難いですが、雰囲気は伝わるかな・・・と思います。

後日、マリアからZoomでミーティングをしているときのモキーワの様子のビデオが送られてきましたので、前後に私の説明を少し加えてありますが、そちらもご覧いただけましたらうれしいです。

日本から見ると地球の反対側に位置する遠い遠いペルーから届くアルパカの商品ですが、こうして作ってくれている人たちと画面越しではありますが、顔を見て話しができるというのはとても幸せなことです。

彼女たちは、編み物が生活の一部になっていて、話をしている最中でも手はしっかり編み棒を持っていて編み続けています。間違えないのか心配になったのですが、バス停でバスを待っているとき、水汲みにで順番待ちをしているとき・・・いつも編み物をしているんだそうです。中には、Teebomでオーダーした、ネックウォーマーやハンドウォーマーを持って見せてくれる女性もいました。

みなさん恥ずかしがりではありますが、私の質問には丁寧にしっかりと答えてくれて、とても頼もしかったし、これからもずっといっしょに仕事をして行きたいと強く思いました。

ペルーの皆さんが作ってくれたアルパカ製品は、下記の画像をクリックしていただくと見ることができます。アルパカは、ウールやカシミアよりも丈夫でチクチクし難く、暖かいけど蒸れにくいという優れた特徴を持っています。この冬にぜひアルパカ、いかがですか?プレゼントにも喜ばれるお品です。